今シーズン、右肘の炎症で開幕から離脱しているダルビッシュ有。
現在はブルペン投球を再開し、復帰に向けた調整が進められています。
そんな中、今アメリカでは――
もうひとりの“ダルビッシュ”が、メジャーリーグの舞台を目指し、成長を続けています。
その名は、ダルビッシュ匠瑛。
父と同じ“投手”という道を選び、2026年のドラフト候補となる可能性もある若き右腕です。
今回は、そんなショウエイ選手について、色々と語っていきたいと思う
プロフィール
まずは、ショウエイ選手の簡単なプロフィールからご紹介します。
ショウエイ選手は、2007年生まれの現在17歳で、2026年に高校を卒業予定。 大学進学先はまだ未定の“uncommitted”。
2022年からフロリダ州のIMGアカデミーに所属。
15歳の頃には、単身で寮生活を送りながら本格的な育成環境に身を置いていました。
MGでは、なんと上原浩治さんの息子さんとも同じチームで過ごしていたことも。現在はアメリカ・カリフォルニア州にあるカテドラル・カトリック高校、
“ドンズ”の愛称で知られる強豪チームでプレーしています。
また、体格面でも恵まれており、
写真などから見ると身長は180cm程度、現在はさらに成長している可能性がある。
体重に関しては、母の山本聖子さんのブログから15歳の時点で体重がすでに80kgを超えていたことがわかった。
ちなみに、向こうでは、あの選手の影響もあって、「翔平(しょうへい)」と間違えられることがあるんですが、しょうへいではなく、しょうえい。
以前パドレスの投手コーチ、ルーベン・ニエブラがXで“翔平”と投稿してしまったとき、
ダルビッシュ投手がすかさず「ショウエイです」とツッコミを入れたこともあった。
投手としての特徴
ショウエイ選手は、本格派の右腕として、
すでに複数の球種をしっかりと投げ分ける器用さも持っています。
主な球種と球速帯は以下のとおりです。
フォーシーム(ストレート):87〜90マイル、最速で91マイル
カーブ:70〜75マイル
スライダー:75〜80マイル
ツーシーム:85〜88マイル
チェンジアップ:78〜82マイル
フォームは、ダルビッシュ投手とはあまり似ていないと思うが、誰かに似ているような気もする。
皆さんは誰に似ていると思いますか?
父との関わり
ショウエイ選手は、ダルビッシュ有という現役メジャーリーガーの背中を見ながら育ってきた。
少し前には、ダルビッシュ投手がショウエイ選手の球を受けている映像も公開されており、
プロの投手がキャッチャー役を務めるという、野球ファンなら誰もが羨ましくなる環境で育っています。
今年の4月には、カテドラル・カトリック高校で公式戦デビュー。
水ぶくれの影響で途中降板となりましたが、試合後のインタビューでは父からは、
「誰だって悪い日はある。だからこそ切り替えることが大切。
次のチャンスに向けて、自分がどう成長できるかを考えなくてはいけない。」
また、普段のやりとりについても、
「投球フォームや栄養のことまで。必要なことはなんでもアドバイスしてくれます。」
と答えた。
このインタビューに対してダルビッシュ投手は、
「別にそんなに教えていない父をたてるという優しさも見せてくれました😊」
とにんまり。
今後の可能性
ショウエイ選手は先ほど言ったように、高校卒業後の進路がまだ決まっていない。
今後は大学に進む可能性はあるが、
もしかしたら、2026年のドラフトで名前が挙がるかもしれない。
そして、もしその指名球団が──
パドレスだったとしたら?
パドレスはもちろん父親も所属しているし、関係の深い球団。
他のチームより指名する可能性は高い。
正直2人が同じ時期にメジャーでプレーするのは、ダルビッシュ投手の年齢と、ショウエイ選手のデビュー時期からして難しいかもしれない。
それでも、今後ショウエイ選手がドラフト指名され、それがパドレスだったら、日本の野球ファンにとってはもちろん、メジャーリーグにとっても、歴史に残る瞬間になるだろう。
そして今後は、
「ダルビッシュJr.」ではなく──ひとりの選手としての「ダルビッシュ匠瑛」に注目し、
その歩みと成長を見守っていきましょう。
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